遺族年金をもらうと自分の厚生年金はどうなるの?年金の併給調整について確認! | 保険の学び場

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遺族年金をもらうと自分の厚生年金はどうなるの?年金の併給調整について確認!

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もしものことがあり、遺族年金を受給することになった場合、自分の厚生年金は受給することが出来るのでしょうか。

もしかして、どちらか片方しか受け取れない、なんていうこともあるのでしょうか?

そこで、今回は、公的年金の1つである「遺族年金」を、厚生年金の併給調整について確認していきます。

 

遺族年金についての記事は、【要注意!】遺族年金の受給が終了してしまう場合、支給されない場合について

すぐにわかる!遺族年金の請求や必要書類についてわかりやすく説明します!

【65歳以上必見!】遺族年金について詳しく解説!

の記事も是非参考になさってください。

遺族年金とは?

まず、遺族年金について説明します。

遺族年金とは、もしもの場合に残された家族が受給することのできる年金のことで、『遺族基礎年金』と、『遺族厚生年金』の2種類があります。

亡くなった方が加入していたのが、『厚生年金』なのか『国民年金』なのかによって支給の条件が異なります。

遺族基礎年金の支給要件とは?

亡くなった人は、国民年金の被保険者だった場合は、受け取れる年金は『遺族基礎年金』になります。

つまり、厚生年金には加入しておらず自営業などで国民年金のみの支払いだった場合、遺族は『遺族基礎年金』を受け取れます。

■もっと詳しく♪

遺族基礎年金の支給要件は、

①国民年金の被保険者もしくは、被保険者であった60歳以上65歳未満の者が死亡したという場合
②老齢基礎年金の受給権者もしくは老齢基礎年金の受給資格期間を満たした者が死亡したという場合

のどちらかに当てはまっていれば、その遺族に対して、遺族年金が支給されます。

ただし、支給されるためには、その死亡した者の、保険料納付済期間と免除期間を加えた期間がその者の国民年金の被保険者期間の3分の2以上存在する必要があります

マイコ
支払っていない期間が3分の1以上あると、遺族基礎年金は受け取れないという事ね。

この遺族基礎年金を受給することのできるのは、子のある配偶者、もしくは子です。

ここでいう「子」とは、18歳未満の子または障害等級1級または2級の障害を持つ20歳未満の子をさします。

遺族基礎年金の支給額は?

779,300円 + 子供の人数加算額

遺族基礎年金の支給額は、満額の老齢基礎年金と同じです。つまり、おじいさんおばあさんが貰っている年金額と同じ!という事ですね。

また遺族基礎年金は、子の人数に応じて金額が加算されます。

第1子、第2子は、それぞれにつき22万4500円、第3子以降は、それぞれにつき7万4800円が加算されます。

子の加算はそれぞれの子が18歳(障害等級1級2級の障害を持つ場合は20歳)になった時に終了します。

遺族基礎年金は、死亡、婚姻、養子縁組によって受給することが出来なくなります。

すべての子が18歳以上になった場合にも受給が出来なくなります。

遺族厚生年金の支給要件は?

次に、遺族厚生年金の支給要件について説明していきます。

先ほどの『遺族基礎年金』の説明でおわかりになったかと思いますが、遺族厚生年金は亡くなった方が、『厚生年金』に加入していた場合、遺族が受け取れます。

遺族厚生年金を受け取れる人の範囲は、遺族基礎年金よりも幅広く設定されています。

遺族基礎年金の場合は子供のいない妻は遺族年金を受け取れることができませんが、遺族厚生年金の場合は妻に子供がいなくても遺族年金を受け取れる事ができます。ここが1番のポイントではないでしょうか。

では、遺族厚生年金の支給要件について確認していきましょう。

①被保険者が死亡してしまったという場合
②初診日において、厚生年金の被保険者であったものが、初診日から5年以内に、その傷病が原因で死亡してしまった場合
③障害等級1級または2級の障害基礎年金の受給権者が死亡してしまった場合
④老齢厚生年金の受給権者または老齢基礎年金の受給資格期間を満たしたものが死亡してしまった場合

以上の4点が、遺族厚生年金の支給要件です。

どれか1つに当てはまれば、遺族厚生年金が支給されます。

マイコ
①と②の場合は、国民年金対象の期間のうち3分の1以上未納があったら支給されません。

 

支給要件を確認したところで次は遺族厚生年金の受給権者について確認していきましょう。

遺族厚生年金を受給することが出来る人は、全部で5種類の人がいます。冒頭でも述べたように、受給権者の範囲は遺族基礎年金と比べて広いです。

遺族厚生年金の受給権者は、次の通りです。

⑴ 18歳未満の子のある妻または子
⑵ 18歳未満の子のない妻
⑶ 55歳以上の夫または父母
⑷ 18歳未満の孫
⑸ 55歳以上の祖父母

以上が、遺族厚生年金の受給権者です。遺族厚生年金の受給者には優専順位があり、妻→子供→父母→祖父母→孫の順番になっています。

⑶のうち、18歳未満の子を持つ夫と、⑴の18歳未満の子のある妻または子については、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受給することが出来ます。

他の⑵~⑸については、遺族厚生年金のみを受給することが出来ます。

また⑵のとき、子のない30歳未満の妻は、5年間のみといった有期の遺族厚生年金を受給することが出来ます。⑶と⑸の場合は、遺族が60歳になった時に支給開始となります。

遺族厚生年金の支給額は?

遺族厚生年金の貰える額、は通常の老年年金のように、亡くなった人の加入期間や支払っていた金額で決定します。

厚生年金は給料の額によって支払う額が変わりますから、多く払っていればいるほど、貰える額も大きくなるという事です。

計算式は非常に難しいので・・・ザックリですがご説明します。

・平均報酬月額 × 7.125 ÷ 1,000 × 平成15年3月までの支払い月数
・平均報酬月額 × 5.481 ÷ 1,000 × 平成15年3月以降の支払い月数

を4分の3した金額になります。

平成15年3月を境に貰える率が大きく下がっている(7.125→5.481)のがわかりますね。

毎月のお給料が面45万円だった家庭は、遺族厚生年金は年間約72万円ほどもらえる計算になりますね。

 

この遺族厚生年金のほかに、子のない妻に対して、40歳以上65歳未満まで支給される中高齢寡婦加算という給付があります。

中高齢寡婦加算は子のない妻に対し、遺族基礎年金の支給されない分の不足を補填する役割があります。

 

妻は65歳になると自分の老齢基礎年金を受けることが出来るようになるため、中高齢寡婦加算は打ち切りとなります。

また、この中高齢寡婦加算は65歳以降は、生まれた年月日によっては、給付額が変動する経過的寡婦加算に切り替えられる場合もあります。

残念ですが、昭和31年4月2日以降生まれの妻は、経過的寡婦加算に切り替えられることはありません。

これは、昭和31年4月2日以降生まれの世代から、第3号被保険者として、老齢基礎年金が満額支給される世代となったからです。

年金の併給調整って?

いよいよ、本題に入っていきます。

まず、公的年金は昭和61年より、一人一年金が原則とされていて、2つ以上の年金は受け取れる事ができません。これを併給調整(へいきゅうちょうせい)と言います。

複数の年金を受け取れる資格があっても1つの年金を選択しなければならない事を併給調整と言うのです。

マイコ
1つの年金しか受け取れないのね

■認められない組み合わせ
×遺族年金+障害年金
×障害年金+老齢年金
×遺族年金+老齢年金

障害年金を受給している人が、65歳になって老齢年金が受給できるようになった場合は両方受け取る事はできず、どちらか片方を選ぶ形になります。

つまり結論としては、遺族厚生年金と自分の老齢厚生年金を同時に受給することはできません。

 

65歳以上になった場合

例えば、夫を亡くした妻が65歳より若い場合は、遺族年金と老齢年金を同時に受給する事はできないため

どちらか多い方の片方を選択して受給する事になります。

しかし、65歳以上になった場合は遺族年金と老齢年金を組み合わせて受給する事になります。

 

〇65歳以上になり遺族厚生年金の方が多い場合

亡くなった夫が収入が多く厚生年金の加入期間も20年以上と長い場合、

妻が受け取れる老齢年金よりも(本来受け取れる)遺族厚生年金の方が高くなる場合があります。

夫が20年間以上、厚生年金を支払ってきた分が妻が受け取れないのは不公平という考え方から、足らない差額部分が上乗せされて支払われる仕組みです。

例えば妻が58歳の時に夫が亡くなり、それまで夫は厚生年金を納めてきたのに、妻が65歳から老齢基礎年金(国民年金分)しか貰えないというのはおかしな話になってしまいます。

そこで妻の老齢基礎年金に+して夫の支払ってきた分として遺族厚生年金が受け取れるのです。

 

まとめ

今回は、遺族年金と老齢厚生年金を同時に受け取る事ができるかどうか?について解説しました。

65歳まではどちらか片方(併給調整)

65歳以降は、妻の年金加入期間や亡くなった夫の加入期間や金額に応じて、決定するという事です。

 

 

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