変額保険とは?生命保険と何が違うの!?メリット・デメリットは? | 保険の学び場

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変額保険とは?生命保険と何が違うの!?メリット・デメリットは?

更新日:

ドン・マイマイ先生
マイコさんは「変額保険」という名前を聞いたことはありますか?
マイコ
うーん、名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らないなぁ
ドン・マイマイ先生
この「変額保険」、何が変額なのかというと、ずばり解約返戻金のことです。

解約返戻金については後程詳しく説明しますが、平たく言うと「加入している保険を途中で解約したとき帰ってくるお金」です。

この戻ってくるお金、もちろん多ければ多いほどうれしいですよね。変額保険ではこの解約返戻金がより多く帰ってくる可能性を秘めた保険なのです。

しかしこの変額保険にはリスクもあるので、仕組みをしっかり理解したうえで選択することが重要です。

変額保険

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普通の生命保険と変額保険の違い

マイコ
解約返戻金って何?
ドン・マイマイ先生
簡単にいうと、「途中で保険を解約したら戻ってくるお金」のことで、解約返戻金には3つの種類があります。
ドン・マイマイ先生
まず、「従来型」です。

この場合の返戻金は、「返戻率」によって定められるタイプです。

多くの保険商品で、若ければ若いほど返戻率は高くなります。大体20代に加入すると120%越えの返戻率が定められていることが多く、30代、40代と加入する年齢が遅くなっていくにつれて返戻率も下がっていきます。

Aさんが20代で生命保険に加入し、返戻率が120%だとします。例えば払い込み終了までに700万円払うと、満了時に返戻金は840万円になります。

このように、生命保険に加入することで万が一の際に給付金をもらうことができる保障をつけながら、満了時には返戻金が払った分より多くなって帰ってくるのです。

注意点として、この「従来型」の解約返戻金は保険商品によって異なります。加入時に調査をしておくことが必要です。

ドン・マイマイ先生
次に「低解約返戻金型」です。

これは「従来型」の亜種に近いタイプです。「従来型」と異なっている点は、2つあります。「保険料払い込みが満了する前に解約すると、帰ってくるお金が払った額より少なくなる」という点、もう一つは「保険料が従来型よりも安い」という点です。

このタイプは従来型よりも途中解約したときの返戻率が低い代わりに、月々の保険料を安くしています。

よって、一度入ると解約しづらいので、加入する前にじっくり吟味しましょう。

ドン・マイマイ先生
次に「無解約返戻金型」です。

無解約返戻金型はその名の通り返戻金がないので、いつ解約しても返戻金は0です。ただ、その代わり上記の1、2のタイプよりも圧倒的に安い(月々1000円というレベル)ので、「この時期だけ保障を厚くしたい!」という場合や「貯蓄は自分でやるから」といった方には有用です。

(今回は返戻金がある変額保険との比較ですので、詳しい説明は省きます)

変額保険の仕組み

ドン・マイマイ先生
さて、ようやく本題に入り「変額保険」の仕組みについて説明します。

変額保険は前述1の「従来型」、2の「低解約返戻金型」と比べると積極的に返戻金を増やしに行く保険と言えます。

この保険の基本的な仕組みは、払った保険料を保険会社が株式や債券に「投資」をして運用するというものです。

もちろん株式や債権を運用するので、市場の動向や運用の仕方によっては返戻金が大幅に増加することもありますが、逆に返戻金が0に等しくなってしまうこともあります。

ドン・マイマイ先生
ところで、この変額保険にはいくつかポイントがあります。
マイコ
えっ、なになに?
ドン・マイマイ先生
まず、いくら運用に失敗してしまったとしても、死亡時にもらえる基本保険金の額には影響しないという点です。

基本保険金は商品によって設定が違いますが、例えば基本保険金が1000万円と設定されていると、死亡時に確実に1000万円は手元に入ります。あとはこれにプラスして変動保険料分が入ってきますが、この変動保険料の部分は運用実績によって増減します。

マイコ
確実に手元に入る金額が決まっているのは安心だね。
ドン・マイマイ先生
また、変額保険は自分の好きなタイミングで解約できます。

例えば20代で終身の変額保険に加入したBさんが30歳になったとき、運用実績がとてもよく返戻金がかなり多くなっていたとします。ここでBさんが「この返戻金を確定して手に入れたい!」と思えば即座に解約して利益を確定させることができます。

マイコ
好きなタイミングで返戻金を確定させることができるのも便利でいいね。

 

ドン・マイマイ先生
そして、変額保険でとても重要なのが、「終身型」と「有期型」があり、この二つには大きな違いがあるという点です。
マイコ
えっ、どんな違い?

「終身型」は保険料の払い込みが終わった後も解約しない限り保障はずっと続きます。自分の好きなタイミングで解約し、その時点での運用実績による返戻金が手に入れられます。

対して「有期型」ですが、これは商品によって決められた期間だけ保障が受けられるタイプです。

マイコ
期間の有無の違いってこと?
ドン・マイマイ先生
一見それだけに見えますが、実は大きな違いがあります。

「有期型」は一定期間ですので、必ず満期がきます。このとき満期保険金は保障されないので、返ってくるお金の総額が元本割れする可能性もあるのです。

加入期間中は基本保険金分は最低保障されているので、先の例で1000万円の基本保険金が保障されている場合万一のときも1000万円はどんなに運用成績が悪くてももらえますが、何事もなく満期を迎えたとき運用実績がすこぶる悪いと実際払った保険料よりも返ってくる分が少なくなる可能性がある、ということです。

「終身型」の場合満期が来ないので運用実績がいい時を待って解約できますが、「有期型」は嫌でも満期が来ると解約になってしまうという点が大きく異なっているので、注意が不可欠です。

マイコ
じゃあもし「有期型」に加入したとしたら、運用実績はよくチェックしておかなきゃいけないのね。

変額保険にしたほうがいいの?

マイコ
マイマイ先生、じゃあ変額保険に入った方がいいの?
ドン・マイマイ先生
従来型、低解約返戻金型の保険と、変額保険の特徴について下記で確認していきましょう。

 

【従来型】

〇 返戻率が商品ごとに決まっているので、安定して設定された返戻率分の返戻金を確保できる

× 保険料が比較的割高

【低解約返戻金型】

〇 保険料が従来型よりも安くできて、保険料の払い込み終了後は決められた割合の返戻金が確保できる

× 途中解約すると必ず損をするので、保険の見直しの際に解約しづらい

 

【変額保険】

〇 好きな時に解約でき、また運用実績によっては返戻金が大きく増加する可能性がある

× 運用がうまくいかなかった場合のリスクが大きい

 

マイコ
じゃあリスクとってでも返戻金を増やしたい人は変額保険にして、安定して返戻金をもらいたい人は従来型か低解約返戻金型にすればいいのかな・・・
ドン・マイマイ先生
マイコさん、その通り。どの保険に加入するかは、ご自身の家庭の状況や、加入者の投資への意思の有無で決めることが重要です。
マイコ
そうなんだ。じゃあ家庭の状況を確認して、どっちに加入するか検討しよーっと。
ドン・マイマイ先生
マイコさん、しかし1つ注意してほしいことがあります。インフレです。

 

インフレは、「従来型」、「低解約返戻金型」の保険における隠れたリスクなのです。

例えば先の例の、20歳の時に保険に加入したAさんについて考えましょう。保険料として700万円支払い、65歳時点で払い込み終了時に返戻金とともに840万円が返ってきます。

仮に、20歳の時から65歳までの間で大幅にインフレしていて、(ほぼあり得ないあがり方ですが)物価が2倍になっていたとしましょう。こうなると名目上は840万円が返ってきていますが、実質的なお金の価値を考えると1/2の420万円分になってしまいます。

この点、変額保険は運用実績によっては大幅に返戻金が増える可能性も秘めていて、また好きな時に解約ができるのでインフレの対策もできる利点があります。

ドン・マイマイ先生
ただ、これはあくまでも仮の話なので、物価が2倍になるほどのインフレが日本で起きる可能性はかなり低いでしょう。また、結局は変額保険も景気に左右されるので、一概に変額保険の方がリスクヘッジできるというわけでもありません。
マイコ
そうなんだ。
ドン・マイマイ先生
だから、マイコさんは、「変額保険では万一インフレが起きた時にも対応できるんだな」ということを頭の片隅に入れておいてください。
マイコ
わかりました。

 

投資信託と変額保険だったらどっちがいいの?

マイコ
マイマイ先生、投資の観点だったら、変額保険に類似するものに投資信託があるけど、どっちがいいの?

「今ある資金を運用したい!」と考えたときに、どちらを選べばいいのでしょうか。

変額保険は「保険」なので、死亡保障がつきます。万一の際の最低金額は保障され、かつ返戻金の増加も期待できる点で投資信託と差別化されます。ただ、あくまで保険であるので、投資信託ほどハイリターンを期待することはできません。

投資信託は投資することが一番の目的ですので、ハイリターンも期待できます。ただ、当然死亡保険はつきません。

ドン・マイマイ先生
だから、同じように投資であっても、「保障を受けたい!」のであれば変額保険、「貯蓄をしたい!」のであれば、投資信託を選ぶのが最適です。
マイコ
はーい、わかりました!

まとめ

ドン・マイマイ先生
変額保険はこれまでの説明でもわかるように、ほかの保険タイプと比べて非常にユニークな商品です。死亡保障は手厚くしてほしい!でも資産運用もしたい!というかたにはとても有用な保険であると言えます。
マイコ
わかりましたー!変額保険も検討してみます。

 

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