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【65歳以上必見!】遺族年金について詳しく解説!

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公的年金の役割として、「老後の生活保障」を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、老後の生活保障以外にも公的年金には役割があります。

その1つが、「万が一の生活保障」としての「遺族年金」です。

「遺族年金」は、家計の大黒柱である皆さんに万一のことがあった場合に支払われる年金です。

今回は、遺族年金について詳しく解説していきます。

 

遺族年金についての記事は、【要注意!】遺族年金の受給が終了してしまう場合、支給されない場合について

遺族年金をもらうと自分の厚生年金はどうなるの?年金の併給調整について確認!

すぐにわかる!遺族年金の請求や必要書類についてわかりやすく説明します!

の記事も是非参考になさってください。

遺族年金とは?

遺族年金とは、もしもの場合に残された遺族がもらうことのできる年金です。

遺族年金には、遺族基礎年金、遺族厚生年金、寡婦年金、死亡一時金があります。

〇国民年金の加入者が亡くなった場合
遺族基礎年金、寡婦年金、死亡一時金

〇厚生年金の加入者が亡くなった場合
遺族厚生年金

といった位置づけになっています。

マイコ
加入していた年金の種類で遺族基礎年金と遺族厚生年金が決まるのね。

遺族基礎年金とは?

遺族基礎年金とは、国民年金に加入中の者、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が亡くなったときに、生計を維持されていた者の生活保障を目的としている年金です。

『国民年金の加入していた夫が亡くなった時に、その妻や子が受け取れるのが遺族基礎年金』です。

遺族基礎年金は、18歳到達年度の末日までにある子(障害等級の1級2級の場合には20歳未満)のいる配偶者、または子に支給されます。

つまり、子供がいない妻には遺族基礎年金は支払われないという事です。

遺族基礎年金で支給される金額は?

支給される金額は、国民年金に加入している期間には関係なく基本額の77万9300円が支払われます。

支払われる額は以下の通りです。

基本額 加算額 合計額
子ども1人 779,300円 224,300円 1,003,600円
子ども2人 779,300円 448,600円 1,227,900円
子ども3人 779,300円 523,400円 1,302,700円

基本額の77万9,300円に加えて、子供1人につき224,300円が支給されます。

第三子以降は74,800円になります。

マイコ
子供がいる場合に老齢基礎年金は貰えるのね

遺族基礎年金がもらえる条件は?

遺族基礎年金がもらえる条件は、

①国民年金に加入中に亡くなった場合
②以前、国民年金に加入していた人で、60歳以上65歳未満で、日本に住んでいる間に亡くなった場合
③老齢基礎年金をもらっている(もらえる資格がある)人が亡くなった場合

です。

①,②の人は、下記のいずれかの保険料納付要件を満たしている必要があります。

⑴死亡日の前々月末までに被保険者義務機関の3分の2以上の保険料を納めている。
⑵死亡日の前々月末までの1年間に滞納がない。

つまり、国民年金をしっかりと払っていて死亡前々月前までに1年間未納が無い場合に遺族基礎年金が貰えます。

マイコ
万が一のために国民年金の未納が無いようにしたいわね

寡婦年金とは?

寡婦年金とは、国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた期間が10年以上ある夫が亡くなったときに10年以上継続して婚姻関係にあり(内縁関係でもよい)、

生計維持されていた妻が60歳から65歳になるまでの間支給される年金のことです。

第1号被保険者とは、国民年金に加入している人とその配偶者の事です。

寡婦年金は夫がもらうはずだった老齢年金の4分の3の金額受け取れます。

国民年金は自営業者が加入している場合が多く、夫が亡くなり収入がなくなる妻に対しての救済措置として設けられています。

65歳になるまでの期間に収入が途絶えてしまわないようにとの措置なわけですね。

寡婦年金が支給されないケースとして、亡くなった夫が障害基礎年金の受給者であった場合や、妻が60歳で老齢基礎年金を繰り上げて受給する場合です。

これから説明する「死亡一時金」とどちらかの支給となるため、夫が亡くなった時の年齢が60歳よりずっと前になってしまう場合は、死亡一時金を取得する方がよいです。

 

死亡一時金とは?

死亡一時金とは、国民年金の第1号保険者として保険料をおさめた日数が36か月(3年)以上ある人が、老齢基礎年金・障害基礎年金を受けることなく亡くなったときに支給される年金です。

せっかく支払った国民年金が掛け捨てにならないように設けられている制度です。

遺族が、遺族基礎年金の支給を受けられるときには、支給されません。

また、寡婦年金も受け取ることができる場合には、寡婦年金か、死亡一時金かのどちらか一方を選択することになっています。

死亡一時金の金額は納付期間によって決まり、

120,000~320,000円が支給されます。

マイコ
せっかく払った国民年金が無駄にならないような措置があるのね

遺族厚生年金とは?

遺族厚生年金とは、会社員や公務員などの厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に遺族に支払われる年金です。

子どもがいる場合には、遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。

遺族厚生年金を受給するための条件は、

①厚生年金に加入中(=在職中)の人が亡くなった場合。
②病気退職後に亡くなった場合。(ただし、在職中に初診日のある病気やケガなどが原因で、初診日から5年以内に亡くなった場合に限る。)
③1級または2級の障害厚生年金をもらっている人が亡くなった場合。
④3級の障害厚生年金をもらっている人が同一病名で亡くなった場合。
⑤老齢厚生年金をもらっている人またはもらえる資格がある人が亡くなった場合。

遺族厚生年金を受け取る際の遺族の範囲は、①配偶者(妻または夫)、子、②父母、③孫、④祖父母の順番になります。

また、遺族年金をもらえる人の収入が850万円以上あると遺族年金はもらえません。

妻は年齢の上限がなく、原則支給制限もありません。

夫、父母、祖父母は死亡時に55歳以上とされていて、受給権が発生していても、60歳になるまでは遺族厚生年金は支給停止とされています。

また、子、孫の条件については、死亡当時、18歳到達(障害等級の1級・2級は20歳未満)年度の末日までにある子で結婚をしていないこととされています。

死亡当時に、胎児であった子が出生した場合には、その子も遺族の範囲に含まれます。

マイコ
遺族厚生年金の方が貰える人の対象の範囲が広いのね

中高齢寡婦加算とは?

中高齢寡婦加算とは、遺族厚生年金の加算給付として、夫が在職中に死亡、もしくは、厚生年金に20年以降加入して死亡した場合、40歳から64歳までの妻の遺族厚生年金に上乗せされます。

中高齢寡婦加算は年額58万4,500円で、遺族基礎年金の4分の3となっています。

支給期間ですが、妻が65歳になると、自分の老齢基礎年金を受け取ることができるようになるため、中高齢寡婦加算はなくなります。

中高齢寡婦加算のもらえる妻の条件は、

①夫の死亡時に妻が40歳以上65歳未満で子がないこと
②夫の死亡時に妻が40歳未満であったが、妻が40歳になった時点で子があること

です。

①の場合は、遺族厚生年金の支給開始と同時に中高齢寡婦加算も支給されます。

②の場合は、遺族基礎年金の給付が打ち切られてから、中高齢寡婦加算も支給されます。

中高齢寡婦加算は、65歳になると打ち切りとなり、経過的加算に切り替わって、生涯にわたり経過的加算がつくようになります。

ただし、第3号被保険者として老齢基礎年金が満額つくようになった、昭和31年4月2日以降生まれの妻には経過的寡婦加算はありません。

遺族厚生年金は、妻だけは年齢制限がなく、一生涯受け取ることができます。

しかし、30歳未満の子のない妻に限っては、子のない若い妻は自立できるという趣旨で、5年間しか遺族厚生年金を受け取ることができません。中高齢寡婦加算も受け取ることができません。

一方で、子があれば30歳未満の妻であっても、一生涯遺族厚生年金を受け取ることができます。

子どもの有無によって、遺族厚生年金が一生涯受け取れるか、5年間で終わってしまうかが変わってくるので注意しておくべきです。

マイコ
18歳未満の子がいないと遺族基礎年金がもらえないため、措置として中高齢寡婦加算があるのね。

65歳からの遺族年金と老齢年金

遺族年金の支給方法は、65歳前と65歳からでは大きく異なります。

平成19年4月から、65歳以上で老齢厚生年金を受けられる妻が遺族厚生年金を受給する場合、妻自身の厚生年金が掛け捨てとなるのを避けるために、

妻自身の老齢厚生年金を全額受給したうえで、遺族厚生年金は、老齢厚生年金との差額分のみを受け取るようになりました。

65歳前になったら、原則として、2つの年金を同時にもらうことはできないので、自分の年金を受け取るか、遺族年金を受け取るかを選択しなければなりません

というのも、妻自身に1年以上の厚生年金加入期間があれば、60歳からは妻も自分の厚生年金がもらえるようになるからです。

しかし、一般的には支給される額が4分の3であっても遺族厚生年金のほうが額が高いので、遺族厚生年金を受け取る選択をする人がほとんどです。

また、遺族厚生年金の3分の2と、妻自身の老齢厚生年金の2分の1の合計額の方が多くなる場合には、その額が支給されます。

自動的に支給額は改定されるので、特別な手続きは不要です。

65歳になると、妻自身の老齢基礎年金の支給も始まっていきます。

老齢基礎年金に関しては併給調整がないので、遺族年金とは関係なく全額が支給され、受け取ることができます。

マイコ
年金がいくら貰えるか?は年金事務所で計算してもらえるので、計算してもらおう

まとめ

遺族年金は、年齢によって、受け取り方が変わってきます。

配偶者にもしものことがあった場合にどうなるのか、一度確認しておくともしもの時に安心できると思います。

是非一度、確認してみてください。

 

配偶者の方に万が一の事があった場合は、財産でもめてしまう事もあるかもしれません・・・。

遺言や信託を活用して、遺族間でのトラブルを避けるためにも以下の信託の記事はチェックしておいてください♪

 

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