賠償責任保険とは?日常生活で発生しうるリスクについて | 保険の学び場

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賠償責任保険とは?日常生活で発生しうるリスクについて

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今回のこの記事では、『賠償責任保険』に関して書いていきます。

私たちの普段の生活では、「賠償」というワードにあまり出会う機会はないかもしれません。

それから、「賠償」という言葉に少し重いと感じる方も少なくないでしょう。

 

しかし私たちの生活の中には、賠償リスクが発生する機会がかなりあるのです。

「弁償」という言葉がありますが、これは賠償の一種です。

例えば友人宅の家具を壊してしまったりした場合には、弁償しなければならないケースとなるかもしれません。

これは物に対する賠償であり、弁償は『物』を補完します。

 

 

それに対し「賠償」というのは、物に対する損害リスクの補償だけでなく、相手に対して『精神的』なダメージを負わせてしまったケースの補償という意味も含まれます。

よって賠償というのは、「物理的」なものと「精神的」なもの双方を指すわけです。

今回はこの賠償責任保険について詳しく紹介いたしますので、ぜひ一読いただければなと思います。

 

他にも、いざという時のための保険にはこのようなものも存在しています☟

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是非、参考になさってください。

 

 

例えば身近にはどんな賠償リスクがあるの?

さて、本題に入っていきます。

まずは賠償責任保険について、身近な例を出すと、『自転車事故』があります。

自転車に乗っていて、万が一自分が加害者になってしまった場合、高額の賠償責任が発生してしまうケースは少なくありません。

事故率No.1!自転車保険が必要な理由とその詳細

 

同ブログでも自転車保険については以前紹介しましたが、自転車で不慮の事故を起こしてしまい、もしも相手が死亡してしまうと賠償金は数億円までのぼってしまうケースもあり得ます。

身近にかつ気軽に扱える自転車ですが、事故を起こしてしまった時のためにしっかり対策する必要があります。

自転車保険の記事でも自転車に関する事故の例は載せてありますが、ここでも何例かおさらいしておきましょう。

賠償額 事故の概要
9,521万円 男子小学生が夜間に、帰宅中に自転車で走行していた。歩道と車道の区別のない道路において歩行中の62歳女性と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の障害を負い、意識の戻らない事態に陥ってしまった。
9,266万円 男子高校生が昼間、自転車横断体の手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線から自転車で直進してきた24歳の男性と衝突。その男性に重大な言語等々の障害を負わせてしまう。

出典:日本損害保険協会ホームページ

 

このように高額の賠償額が発生する自転車事故ですが、他にも自分ではとても支払うことのできないような賠償が発生するケースもあります。

例えば軽い自転車事故でも、それが起こったのが電車の踏切内で、電車が止まってしまうことも考えられます。

そのような事例では、電車の運行が止まってしまったことによる営業損失補てんもしなければなりません。

 

自転車一つを取ってもこのように多くの例が挙げられるため、個人の責任で対策をしておく必要があります。

 

個人間にとどまらない賠償責任

上では個人間の事故による事例を紹介しましたが、賠償責任が発生するのは個人間だけにとどまりません。

購入した家電が原因で火災が発生した場合、お店の床が不備によって濡れていて転んでしまい骨折をしてしまった場合、レストランで食べたものが原因で食中毒になった場合などのメーカーが個人に対して被害を負わせてしまったケースでは、メーカーが賠償責任を負うかたちになります。

このように賠償責任は個人間だけではありません。

 

わかりやすいように、一つ例を取り上げてみましょう。

子供が公園で遊んでいるときに、遊具が破損しそれによって子供が怪我をしたとします。

これは親の管理がいき届いていないのではなく、遊具を作った事業者の点検の不備によるものですよね。

公園内の遊具にはそれを管理する業者に管理責任がありますので、このようなケースの場合では、業者は賠償責任を負うことになる可能性が高いです。

 

もしあなたが何かの業者であるときには、このような事故が発生してしまうケースも想定し、対策しておかなければなりませんね。

 

賠償責任保険の仕組みについて

さて、ここまでは賠償責任が発生するケースを書いていきましたが、ここからはそれらを補償する賠償責任保険の仕組みについて紹介していきます。

賠償責任保険は、事故による法律上の賠償責任が発生した場合に、その賠償金の支払いを補償するものです。
上では個人間のケースと、個人と事業のケースの2例について書きましたが、賠償責任保険は大きく分けて個人を対象にしたもの・事業者を対象にしたものの2つに分類することができます

 

個人の方は「個人賠償責任保険」といって、個人間のものであればこれ一つでほぼ全てをカバーすることかできます。

これは家族の誰か一人が加入していれば家族全員が対象になるものです。

 

では、事業者対象の賠償責任保険の方はどうでしょう。

実はこちらの方が、身近に潜んでいるものに対する保険となっているのです。

 

上でも少し書きましたが、製造した工場が原因で食中毒をもたらしてしまった場合には、生産物賠償責任保険という食品製造業者に対するもの賠償責任保険があります。

他にはたまにニュースで見かけるような、工事現場で工事用用具を落下させて下を通っていた人にケガを負わせてしまったときには、請負工事賠償保険という建設業者に対するものが用意されています。

 

このようにそれぞれの事業者に対する賠償責任保険が用意されており、万一消費者が被害にあってしまった場合の補償をします。

消費者側の視点から考えればこのような事例に出会ってしまった場合に戸惑ってしまいそうですが、これらの保険に関する知識を持っていれば実際に被害者になってしまった場合にも冷静に対処することができるでしょう。

 

日常生活で発揮する『個人賠償責任保険』

上では「弁償」と「賠償」の違いについて軽く触れましたが、その中の例で出てきた物に対する賠償について勉強しましょう。

 

具体的な例とそこから発生する賠償金を一つ考えてみます。
子供を連れて会社の同僚宅に遊びに行ったとき、元気いっぱいの子供がはしゃいでしまい、テレビにぶつかってしまい液晶が割れテレビが映らなくなってしまうという事態が発生した場合はどうでしょう。

支払額はテレビの時価総額である210,000円だったとしましょう。

自転車事故に比べれば少額かもしれませんが、決して侮ることのない金額ですよね。

それから自転車事故に比べても、発生確率は高いでしょう。

 

このように日常的に発生しうる賠償リスクを、個人賠償責任保険は補償をしてくれます。

ちょっとしたことで友人との関係に亀裂が走ってしまうことがあるかもしれませんが、せめて金銭面のことだけでもスムーズに終わらせたいものです。

それから先ほども書きましたが、個人賠償責任保険は家族一人が加入していれば家族全員文がカバーされるものですので、比較的安価な保険料です。

一家に一人は契約するべきでしょう。

 

まとめ

では最後に個人賠償責任保険の注意すべきポイントが一つあるので紹介して終わりにしましょう。

個人賠償責任は、「日常生活での事故」が対象であるため、業務中の事故は全て対象外となってしまいます。

『日常生活』がキーワードとなっているわけです。

この点には皆さん気を付けてくださいね。

 

 

何気ない日常生活だからこそ、無意識になってしまうものです。

そんな生活にひっそりと潜むリスクは必ずあるはずですから、それにしっかり対策しておきたいところですね。

今回の記事は以上となります。

ご愛読ありがとうございました。

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