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【職業によって異なる?】個人型確定拠出年金の掛金について

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個人型確定拠出年金の掛金の最低額は一律5000円ですが、上限は職業によって異なることは知っていましたか?

 

今回は、その個人型確定拠出年金の掛金について詳しく解説していきたいと思います。

 

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掛金の上限はいくら?タイプ別に解説!

個人型確定拠出年金は、毎月5000円以上1000円単位で掛金の額を自由に決めることができます。

掛金の上限を拠出限度額と言い、拠出限度額は職業や企業年金制度の有無によって異なります。

上限金額は、6つのタイプで分類できるので、6つそれぞれタイプ別に解説していきます。

①国民年金の第1号被保険者

国民年金の第1号保険者とは、「20歳以上60歳未満の自営業者・農業者とその家族、学生、無職の人等、第2号被保険者、第3号被保険者でない者」をいいます。

フリーランス(※1)第1号被保険者にあたります。

この方たちは、年額81万6000円(月額6万8000円)まで掛金を支払うことができます。

なぜこの金額かというと、この方たちは、国からもらえる公的年金は、国民年金(老齢基礎年金)だけであるからです。

したがって、国からもらえる公的年金の種類が少ないため、自助努力にあたる個人型確定拠出年金については、会社員や公務員に比べて、掛金の上限額が高く設定されているということです。

ただし、国民年金基金(※2)している場合は、国民年金基金の掛金と合わせて年額81万6000円を超えない金額となります。

また、国民年金の付加年金(※3)を納めている人は上限額が1000円下がり、年額81万5000円となります。

※1:フリーランスとは、「特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚で技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人事業法人」のことをさす。

(例:フリーアナウンサー、写真家、アニメーター、SE等)

※2:国民年金基金とは、国民年金に上乗せして厚生年金に加入している会社員等の給与所得者と第1号被保険者が将来受け取る年金額の差を埋めるために、老齢基礎年金に上乗せする第1号被保険者のための公的年金制度のことである。

※3:国民年金の付加年金とは、国民年金の一般保険料に加え、付加保険料(月々400円)を納めると老齢基礎年金に付加年金が上乗せされる制度である。

②勤務先に企業年金制度や、企業型確定拠出年金の制度がない会社員

この方たちの掛金の上限は、年額27万6000円(月額2万3000円)です。

③企業型確定拠出年金に加入している会社員

この方たちの場合はさらに2つにわけることができます。

Ⓐ 企業型確定拠出年金だけに加入している場合

この方たちの掛金の上限は、年額24万円(月額2万3000円)です。

Ⓑ企業型確定拠出年金と企業型確定給付年金に加入している場合

この方たちの掛金の上限は、年額14万4000円(月額1万2000円)です。

企業型確定拠出年金に加入している会社員が個人型確定拠出年金に加入する場合には、企業型確定拠出年金の掛金の上限は引き下げられます。

したがって、企業型確定拠出年金に加えて、個人型確定拠出年金に加入できるようになっても、両方を合計した上限金額自体は変わらないということになります。

 

④勤務先に確定給付型の企業年金(確定給付企業年金や厚生年金基金など)がある会社員

この方たちの掛金の上限は、年額14万4000円(月1万2000円)が上限になります。

 

⑤公務員(国家公務員、地方公務員、私立学校教職員など)

この方たちの掛金の上限は、年額14万4000円(月1万2000円)です。

⑥専業主婦(夫)(国民年金の第3号被保険者)

国民年金の第3号被保険者とは、「国民年金の加入者のうち、厚生年金、共済組合に加入している第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収が130万円未満の人)」をさします。

この方たちの掛金の上限は、年額27万6000円(月額2万3000円)です。

 

6種類のタイプに分かれましたが、自分はどこに当てはまるのかわかりましたか?

自分のタイプによっては、意外と掛金の上限が少ないと感じた方もいるかもしれません。

しかし、22歳で大学を卒業して就職し、60歳で定年退職をする場合、38年間積み立てを行っていけば、元本だけでも大きな額になるはずです。

 

また、2018年からは「月単位」の上限ではなく、「年単位」の上限になるため、ボーナスの入った月は多く支払うなど、より柔軟な積み立てができるようになると言われています。

 

掛金はどうやって支払えばいいの?

職業別の掛金の上限がわかったところで、次は掛金の納付方法について見ていきましょう。

掛金の支払い方法も、先ほどのタイプによって異なります。

 

まず、国民年金の第1号被保険者と、⑥専業主婦(夫)(国民年金の第3号被保険者)の方たちは、本人名義の預金口座から口座振替をすることになります。

残りの、②勤務先に企業年金や企業型確定拠出年金がない会社員企業型確定拠出年金に加入している会社員勤務先に確定給付型の企業年金(確定給付型企業年金や厚生年金基金など)がある会社員公務員(国家公務員、地方公務員、私立学校教職員など)の方たちは、2つの支払い方法から選択することができます。

 

・事業主振込

この振込方法は、掛金が給与から天引きされ、事業主経由で振り込まれるという方法です。

・個人振込

①、⑥と同様に、本人名義の預金口座から口座振替をするという方法です。

 

現在、事業主振込という振込方法をとっている方は少ないそうで、多くの方が個人振込で、本人名義の預金口座から口座振替をおこなっています。

掛金の支払いが苦しくなってきた…毎月の掛金額を変えたい!

「会社の業績がダウンして給与が減ってしまった…」「子供が進学するから、教育費が必要…」

などの理由から、個人型確定拠出年金の掛金額を変えたいと思うようになることがあるかもしれません。

個人型確定拠出年金の掛金額は4月から翌年の3月までの1年間に1度変更することができます。

また、第1号被保険者が、就職をして会社員になり、第2号被保険者になったというように、保険者の種別変更で掛金の上限が変わった場合には、金額の変更回数に含まれません。

会社の業績がダウンして給与が減るといったことや、子供の教育費がかかるようになるといったライフイベントなどは、あらかじめ予想できるものではありません。

掛金額には上限があるため、できるだけ多く積み立てをするためには、

余裕があるときに上限額まで掛金を支払って、教育費がかかったり、給与が減った時には掛金額を引き下げて支払っていくといったこともできます。

掛金を引き下げても支払えないときは?

掛金を下限の5,000円まで引き下げても家計が苦しくなってしまうということがあるかもしれません。

そのときには、一時的に掛金を払うのを停止するという方法があります。

一時的に掛金を払うのを停止する場合には、金融機関に、「加入者資格喪失届」を提出する必要があります。

これを提出し、掛金を払うのを停止した後は、掛金を支払っていないので、資産の運用のみを行う運用指図者となります。

ここで、注意していただきたいのが、積み立てを行っていない運用指図者の期間は、退職所得控除額を計算するときに使う勤続年数にカウントされないということです。

退職所得控除額を計算するときの勤続年数が少なくなってしまうので、積み立てを停止しなかった時と比べて、控除を受けることのできる額が少なくなってしまうかもしれません。

控除が減ってしまうというデメリットもあるので、控除の枠を減らさないためにも、できることならば5,000円にまで引き下げて、掛金の支払いを停止せず、頑張って積み立てを続けていただきたいと思います。

 

まとめ

個人型確定拠出年金の掛金の上限額は、人によって異なります。

自分がどのタイプに当てはまるのか確認して、ぜひ老後のための積み立てを開始してみてください。

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