離婚した場合の年金分割の必要書類と手続きを解説。戸籍謄本を取っておこう! | 保険の学び場

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離婚した場合の年金分割の必要書類と手続きを解説。戸籍謄本を取っておこう!

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この記事では年金分割の手続きについて解説します。

年金分割には夫婦2人による合意分割と専業主婦の妻が夫(元夫)の承認なしに請求が可能な3号分割があります。

この記事では順を追って説明していきますのでご安心ください。

年金分割について詳しく知りたい方は、『離婚した時の年金分割とは?合意分割や3号分割制度とは?』の記事をお読みください。

 

年金分割の申請期間は離婚から2年となっています。

既に離婚されている方は早めに請求をしましょう。

 

年金分割の手続きのおおまかな流れ

まずはおおまかな流れについて解説します。

流れ

1、情報通知書の請求手続き
2、「年金分割のための情報通知書」の受け取り
3、話し合いによる合意
4、年金分割の請求手続き
5、「標準報酬改定通知書」の受け取り

上記のような流れになっています。

夫婦での話し合いによる合意ができない場合は、家庭裁判所への審判または調停の申立てを行います。

 

では、さっそく順番に見ていきましょう。

1、情報通知書の請求手続き

情報通知書の請求手続きは、離婚の前でも後でも行うことができます。

年金分割に必要な情報通知書の請求は夫婦の2人一緒でも一人でも請求できます。

こちらは年金分割のために必要な情報を受け取るための手続きとなります。

持参書類

請求者の年金手帳もしくは基礎年金番号通知書
婚姻関係を明らかにできる書類(戸籍謄本など)

上記の書類を持参してお近くの年金事務所に提出をします。もし事実婚の場合は住民票など事実婚を証明できる書類を持参します。

 

請求時に50歳以上で老齢基礎年金の受給資格期間(10年間)を満たしている場合は、年金分割をした場合いくらもらえるのか?という見込額を計算してもらえます。

 

2、「年金分割のための情報通知書」の受け取り

後日、日本年金機構から「年金分割の情報通知書」が郵送されます。

〇2人一緒に請求した場合
→ それぞれに交付されます。

〇1人で請求した場合
→ 離婚している場合は、それぞれに交付
→ 離婚をしない場合は、請求した人のみに交付

となっています。

 

3、話し合いによる合意

年金分割を請求するには、話し合いで「年金の分割請求をすること」「年金分割をうする場合の按分割合」についての夫婦(元夫婦)の合意が必要です。

妻が婚期間中のほとんどが専業主婦で旦那が厚生年金に加入しており3号分割を行う場合は、2人の合意は必要なく妻(第3号被保険者)が手続きを行うだけで合意は必要ありません。

合意分割をする場合は、必ず話し合いでの合意が必要となります。

年金分割をする事の同意書類は、年金事務所に備えてあります。

 

〇年金分割の按分って何??

例えば、夫も妻も共働きで厚生年金に加入している場合、夫の月額報酬が50万円、妻の月額報酬が25万円といった具合で収入に差があり

婚姻期間中の払い済の年金に差がある場合に按分(分けること)を行うのです。

年金分割

上記のように夫の方が月額報酬が高く妻の方が月額報酬が低い場合、50%ずつに按分する事ができます。

ただし按分割合の上限は50%と決まっており、妻に7割渡すといったような事はできません。

 

話し合いによる合意ができなかった場合は、一方が家庭裁判所に申し立てる事で按分割合を決定する事ができます。

妻からの働きかけに元夫が応じてくれないといった場合は家庭裁判所に申し立てましょう。

話し合いにより年金分割の割合等を合意したときは、その合意した内容を明らかにできる書類を添付して、年金分割の請求手続きができるようになります。

 

4の1、合意分割の請求手続き

年金分割の請求手続きは、離婚をした後に行います。

「情報通知書の請求手続き」は離婚をする前でもした後でも可能ですが、実際に年金分割の請求を行う時は離婚をした後に行います。

年金分割の請求は「標準報酬改定請求書」に按分割合を明らかにできる書類を添付して行います。

持参書類

請求者の年金手帳もしくは基礎年金番号通知書
婚姻関係を明らかにできる書類(戸籍謄本など)
請求日1か月以内に作成された2人の生存を確認できる書類(戸籍謄本など)
年金分割を明らかにできる書類
顔写真付きの本人確認書類

上記の書類を揃えて近くの年金事務所に提出をします。

話し合いで年金分割の割合を決定して書類に署名をしますが、年金分割の合意分割の請求手続きは、2人そろってもしくは2人の代理人が年金事務所の直接持参する必要があります。

マイコ
別れた相手と一緒に年金分割の請求手続きに行くのはちょっと辛いわね・・・

 

裁判所による手続きにより、年金分割の割合が決定した場合は2人のうち一方が手続きする事が可能です。

判決の場合は確定証明書を持参して年金事務所に書類を提出します。

合意分割の対象期間に、3号分割の対象となる期間が含まれている場合は、合意分割を請求した時点で3号分割の請求があったものとみなされます。

 

4の2、3号分割の請求手続き

3号分割の請求も離婚をした後に「標準報酬改定請求書」に以下の書類を添えて近くの年金事務所に提出します。

3号分割のみ請求する場合は、2人の合意は必要なく3号被保険者であった人の手続きのみで年金分割が認められます。

持参書類

請求者の年金手帳もしくは基礎年金番号通知書
婚姻関係を明らかにできる書類(戸籍謄本など)
請求日1か月以内に作成された相手方の生存を確認できる書類(戸籍謄本など)
離婚をしていないが、事実上離婚状態にあることを理由に3号分割請求する場合は、その状態を明らかにすることができる書類

マイコ
3号分割の場合は合意分割に比べて手続きが簡単そうね

 

5、「標準報酬改定通知書」の受け取り

年金分割の請求を行った際に提出した「標準報酬改定請求書」の情報を元に、

厚生年金の標準報酬の改定が行われます。改定後の標準報酬は日本年金機構からそれぞれに通知されます。

 

 

まとめ

上記が年金分割を行う際の具体的な請求手続きと必要書類でした。

円満に離婚ができれば、年金分割の請求もスムーズに行くかと思いますが、離婚後に2人で書類を提出しに行くのは少し辛いものがありますね。

しかし、老後に受け取れる年金が毎月数万円違うだけでも大きな違いになります。

 

年金分割の請求手続きはこの記事を見て流れを掴んでくださいませ。

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