離婚した時の年金分割とは?合意分割や3号分割制度とは? | 保険の学び場

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離婚した時の年金分割とは?合意分割や3号分割制度とは?

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この記事では離婚時の年金分割についてご紹介します。

離婚をする時は婚姻期間に夫婦2人で築いた財産を折半して半分をもらう権利が妻にはあります。

日本人はお金の事で揉めるのが嫌いなので、もしかしたら年金まで分割する事を元夫に告げるのは勇気がいるかもしれません。

 

しかし、特に熟年離婚の場合などはしっかりと年金分割の制度を理解して手続きをしたいですね。

年金分割の具体的な請求手続きに関しては、『離婚した場合の年金分割の必要書類と手続きを解説。戸籍謄本を取っておこう!』の記事をご覧ください。

 

年金分割の制度とは?

年金分割とは、離婚をした時に婚姻期間中の厚生年金(共済年金)を分割してそれぞれ自分の年金とする事です。

ポイントは厚生年金(共済年金)だけという点です。

また婚姻期間中だけですので、例えば夫が22歳から厚生年金に加入していて、25歳から付き合い始めて30歳で入籍したとしたら、30歳時点から離婚までの期間が年金分割の対象となります。

内縁の妻や婚姻関係にある場合も対象となります。

年金分割制度は比較的新しい制度で平成19年4月から開始しました。

高齢女性が熟年離婚後に生活が困窮するという理由で夫の厚生年金部分を分割するという制度が設けられたのです。

 

合意分割とは?

合意分割制度とは、夫婦二人で話し合ったり裁判手続きにより年金の分割を行うことです。

合意分割では、婚姻期間中すべての期間の厚生年金の支払いを分割することになります。

例えば、妻が出産や病気に伴い仕事をしていて厚生年金に加入している期間があったり、夫の社会保険の扶養に入り第3号となっている場合もあるかと思います。

また、夫の給与が月額50万円、妻の給与が月額18万円で収入に差があり、夫の方が厚生年金を多く支払っている(多く貰える権利がある)場合などに合意分割を選択します。

合意分割では分割する割合を決めて按分(あんぶん)します。

離婚をした日の翌日から2年以内に請求が必要です。

 

3号分割制度とは?

3号とは厚生年金に加入している夫の扶養に入っている配偶者(妻)の事を指します。

年間130万円以内の収入で夫の社会保険に入っていた場合は、妻からの請求で夫の厚生年金に加入していた時期の納付記録を2分の1ずつ分割できる制度です。

この場合、2人の合意は必要なく妻からの請求で厚生年金を分割する事が可能です。

 

3号分割の場合の注意点は平成20年4月以降に扶養に入っていた期間の厚生年金しか分割されません。

つまり令和元年から鑑みると、今から12年前以降という事になりますので対象期間に注意が必要です。

 

離婚の年金分割でいくら貰える?

年金分割婚姻期間に夫が支払っていた厚生年金の金額にて決定します。

例えば、会社員だった夫が将来受け取れる年金が月に20万円だったとしても、20万円の半分である10万円が受け取れるわけではないのでご注意ください。

国民年金 + 厚生年金

になっており、半分になるのはあくまで厚生年金の部分です。

つまり、国民年金約6万5,000円+厚生年金13万5,000円という内訳になっているので、妻が受け取れるのは半分の6万7,500円の部分となります。

また婚姻期間中の支払のみのため、30歳で結婚して50歳で離婚した場合は、20年間支払った厚生年金の部分だけが分割対象となります。

 

具体的にいくら貰えるか?に関しては、夫の給与によって異なりますので、

お近くの年金事務所にて相談してもらうと良いでしょう。電話で予約ができるかと思いますので、年金定期便をもってご相談に行かれてみてください。

 

まとめ

この記事では離婚時の年金分割の制度についてご説明しました。

離婚時は手続きも多くやらなければならない事がたくさんありますが、将来受け取れる年金を少しでも増やすために忘れずに手続きをしたいですね。

年金分割の具体的な請求手続きに関しては、『離婚した場合の年金分割の必要書類と手続きを解説。戸籍謄本を取っておこう!』の記事をご覧ください。

 

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