
投資信託という言葉はテレビや雑誌で見かけるけど、そもそもどういった仕組みなの?いくらから始めるの?大きく損する事は無いの??
といったお考えをお持ちの方は多いかと思います。
2008年のリーマンショック以前に信用金庫や地銀などが投資信託の商品を熱心に勧誘していて、リーマンショック後に大損を出してしまった・・・
というニュースを私も聞いていたので、投資信託に関してはあまり良いイメージがありませんでした。
しかし、投資信託のそもそもの仕組みを理解して、投資信託について詳しくなれば、貯金以外の資産形成として活躍する場合があります。
この記事では、そもそも投資信託とは何か?についてご説明します。
投資信託に関する記事は他にもご用意しています。良かったら参考になさってください☟
信託をわかりやすく!信託の仕組みとメリット・デメリット、信託の設定まで!
そもそも投資信託とは何?
投資信託(ファンド)とは、
「大勢の人から集めたお金をまとめて、運用の専門家が代わりに株式や債券などに投資を行う事」
です。
自分で株式を購入して投資を始めようと思った場合に、トヨタやソフトバンクなどの個別企業の株式を購入するとします。
中には数万円程度で購入する事も可能ですが、最低数十万円ないと購入できない場合もあるのです。
例えば、ソフトバンクの株価(平成31年4月25日時点)1,331.5円を最低購入単位の100株購入すると、約13万円が必要となります。トヨタの場合は約70万円必要です。
これだと複数の会社に分散して投資する事は難しくなってしまいますね。
投資の格言に「卵は1つのかごに盛るな」という言葉がありますが、1社に集中して投資をすると株価が暴落した時に資産が大きく減少しています。
投資信託の場合は、そんなに大金を用意する必要はなく、1万円程度から始められるのです。
これは、投資信託が「運用で得た利益を投資分に応じて分配」という仕組みがあるからです。
わかりやすく説明を単純化すると、1億円の投資信託商品(ファンド)が10%のリターンを獲得したとすると、1,000万円が利益となります。私が1万円を投資したら、10%の1,000円が利益として分配されるという事なのです。
(管理報酬や手数料は考慮していません)

「集めたお金をどのように使うか?何に投資するか?」というのは、投資信託ごとにより異なります。
日本の株式に投資をする商品もあれば、日本の株式+インドの株式に投資をする商品もありますし、あまりリスクを取らないように「債券」を組み合わせて投資を行う場合もあります。
運用の分配金のリターンが高い商品はもちろんリスクが高くなっています。
投資ですから、元本が保証されているわけではありません。投資信託の商品を購入する場合でも、しっかりと検討してから購入する必要があります。
投資信託のメリット
・少額でも始められる。
・株式や債券の専門的な知識が無くても始められる。
・定期的に分配金を受け取れる商品もある。
・積み立て投資ができる。
・海外への投資が比較的簡単にできる。
投資信託の種類
投資信託と言っても、種類がいくつかあります。
ここでは説明が深くなり過ぎないように、基本的な点だけ解説します。
投資信託は大きく分けて2種類
・公社債投資信託 → 債券への投資商品
・株式投資信託 → 株式への投資商品
債券とは国や企業が、投資家から借り入れにより資金調達をする事です。
投資した金額の満額と利払いがあり、発行体の信用力によって格付けが決まります。国や地方公共団体が発行する公債と企業が発行する社債に分かれます。
株式投資信託はその名の通り、株式により運用する投資信託ですが、債券を組み合わせてリスクを減らしたりします。
少しでも株式の組み入れが可能な投資信託商品は株式投資信託になるため、ほとんどの投資信託の商品は株式投資信託となっています。
株式でも国内の株式のみに投資を行う商品や、外国の株式に投資を行る商品もありますし、無数の組み合わせがあるのです。
追加できるか、できないか
・単位型(ユニット) → 決められた期間にしか購入できない
・追加型(オープン) → 購入したい時にいつでも追加ができる
単位型は最初の決められた期間しか購入ができません。
販売期間が設けられていて、投資信託の運用が開始すると途中で追加購入をする事はできません。
運用期間は商品によって異なりますが、一般的に数年で償還を迎えるものがほとんどです。
最近はいつでも追加ができる「追加型投資信託」が主流でいつでも追加の申込みをしたり、換金したりできます。
上場投資信託とは?
投資信託と言えば、「上場投資信託」という言葉を聞いた事はありませんか?
上場投資信託とはその名の通り、証券取引所に上場している投資信託の事です。
通常の株式と同様に買いや売り注文ができるため、取り組みやすく人気も高いのです。
〇ETF(上場投資信託)
日経平均やTOPIX(東証株価指数)に連動することを目指すインデックスファンド。
毎日のニュースで日経平均株価やTOPXをチェックする事で運用のパフォーマンスを把握できることから、人気のある商品です。
忙しいサラリーマンや主婦の方でもニュースを把握するだけでわかりますからね♪
通常の株式同様に投資信託の決算に基づき、収益分配金を受け取る事ができます。
〇J-REIT(不動産投資信託)
不動産に投資する投資信託の事をREITと呼びます。J-REITは日本の不動産に投資を行っています。
投資家から集めたお金を商業施設やオフィスビル、マンションなどに投資を行っているのです。J-REITの歴史は浅く、2001年からスタートした商品ですが、2019年3月現在15兆円にせまる勢いとなっています。
J-REITのお多くは年2回決算を行います。

投資信託はクレジットカードで申込みができる?
投資信託の申込み方法は、
1、銀行や証券会社にて「投資信託口座」の開設
2、「投資信託口座」に現金の入金
3、希望の商品を購入する
という流れですが、楽天証券の場合は「楽天カード支払い」にて投資信託の積み立てが可能です。
楽天証券も楽天カードも同じ楽天という会社が運営している強みと言えますね。
〇楽天証券にて投資信託の積み立てを毎月1万円行う場合
・毎月100ポイント(1%)が貯まる → 年間1,200円分
・貯まったポイントを投資信託の購入に充てられる
このように投資信託の支払いを楽天カードにする事で、1%還元を行い、貯まったポイントで投資信託商品を購入する事もできます。
もちろん日々の生活費の支払いを楽天カードに切り替えて、ポイントを貯めて、貯まったポイントを投資信託の積み立てに回すのも良いですね。
公共料金やスーパーでの支払い、日々のお買い物をすべて楽天カード決済に切り替えて、ポイントだけ投資している人達もたくさんいるみたいです。

まとめ
投資信託は一見難しそうに感じますが、運用会社が代わりに運用してくれて、少額から始められるというメリットがあります。
クレジットカードを活用すると、ポイントで投資信託の積み立てもできてしまうので、是非お試しくださいね。
投資信託に関する記事をまとめていますので、良かったら参考になさってください☟